クマムシ、上から見るか横から見るか?
へんな生きもの研究所でクマムシ(ヨコヅナクマムシ)を展示しています。 前回のブログで紹介したように、当初はちゃんと寒天培地を用意して餌を与えてクマムシを飼育していたのですが、思いの外 手間がかかるため、今は水族館での飼育はあきらめてクマムシ博士から必要になればその都度乾燥クマムシを郵送してもらっています。...
View Articleダイオウグソクムシ13号の近況
前回の書き込みから5日間シェルターに引きこもっていたダイオウグソクムシ13号。 今朝見ると、久しぶりに移動…というか14号に寝床を奪われてしまった感じですかね(笑) …おぉ、体の前半部は、さらに白くなってきている。 最初の記録から13日間でこの変化。 さて脱皮はいつになるのか? 10月ごろかなぁ… 【飼育研究部 森滝丈也】
View Article排便良好
本日はへんな生きもの研究所の給餌日。 ダイオウグソクムシにはマサバ(85g)を投入。№23の反応が良かったので食べるかと思いきや… 食べずに反対側に頭を向けてしまいました… そのまま他の水槽に餌を与えながら様子を見ていると、あれ?何やら水槽の水がモヤモヤと濁り始めたじゃないですか。 じっと見ていると…おぉ!排便です!...
View Article今日の枕
今朝、バイカルアザラシ水槽に行くと、まだ寝ている子達がいました。 この状態。 寝てます。この体勢でも。 他の子に乗っかったまま寝てるのはライチちゃん。 頭上げた状態で寝てるの・・・?と近づくと 下敷きになっていたキール君も目を覚ましました。が・・・ また寝る・・・ この幸せそうな顔。 まだ寝るの・・・その枕、気持ち良さそうだもんね。 今月末まで、朝の開館時間が30分早くなってますから、...
View Article持ってます
飼育日記で紹介しよう!と思いながら、なかなか出来なかった、ラッコのメイちゃん最近の特技。 それは「物を持つ」事。 ロイズ君は旗持ちなんかもできるぐらいの特技ですが、メイちゃんは指示して物を持つことは教えてませんでした。 しかし、やっぱりラッコには貝が似合うし、貝を持ってくれたらいいなぁ、と思っていたのでチャレンジしてみる事に。...
View Articleアシカの赤ちゃんすくすく成長中!!!
夏休みの宿題は今から始めるタイプの【おーむら】です!( ̄^ ̄)ゞ笑 今日は1カ月前に生まれたアシカの赤ちゃんの生後1ヶ月までを簡単に振り返ってみたいと思います~!( ´ ▽ ` )ノ HPで紹介があったように7月27日にカリフォルニアアシカのリップが出産をし、 メスの赤ちゃんが誕生しました!(o^^o)...
View Articleクマムシの培地を交換する
へんな生きもの研究所でヨコヅナクマムシの飼育・展示をおこなっています。 最強生物クマムシ…さすがに皆さんよくご存知のようで。 なかなかの認知度です。 さて。 前回お伝えしたように、情にほだされた格好でクマムシの飼育を再開したわけですが(それまではシャーレに水だけ入れて餌も与えていませんでした)飼育に用いる寒天培地は7,8日に一度交換が必要です。...
View Articleリプケアがクモヒトデを食べていました
去年の5月2日にへんな生きもの研究所の水槽で見つけたリプケア(Lipkea sp.) 2012年の千葉県の博物館の水槽内での発見例に続く、北太平洋で2例目の発見記録となる超絶珍種クラゲです(傘径1.5-2.0cm) この仲間で今現在、記載されている(学名が付けられている)種類は地中海と南アフリカから見つかった3種だけらしく、生態についてもまだまだ謎が多いようです。...
View Article検証してみた
リプケアがクモヒトデを食べていた、と書き込みましたが、どうやって食べるのでしょうか…? 今朝の見回り時に検証してみました。 用意したのは前回と同じイソコモチクモヒトデ。 シーグラス水槽で勝手に増殖中なので採集してきました。 リプケアに与えると、クモヒトデを捕まえようと傘をすぼめてきました。 残念ながら、この時はクモヒトデの腕だけ掴む格好だったので、逃げられてしまいました…...
View Articleセノテヅルモヅルの「すねかじり行動」
へんな生きもの研究所では水族館近くの菅島沖で採集したセノテヅルモヅルを展示しています。 大きなモヅルと小さなモヅルの2個体を展示していると思われがちですが… 実は大きな成体のセノテヅルモヅルには小型のセノテヅルモヅルが3個体(№1~3)取り付いています。...
View Articleあ~お疲れさん。
早く終わってしまえばいいのにと 思ってはいても、やはり寂しい 夏の終わり…。 皆さんいかがお過ごしでしょうか? ともちゃんです。 長かったようであっという間に 終わってしまいましたね、夏休み。 飼育員とて会社員。 社会人には夏休みなんて あってないようなもの。 飼育員も同じこと! ですが、水族館にとって夏休みとは 一年で一番活気と熱気(笑)が溢れております!...
View Article13号がさらに白く!
また数日間シェルターに引きこもっていたダイオウグソクムシ13号。 今朝、10日ぶりに外に出てきた姿を見て驚きました! 体の前半部がさらに白くなってきています。 最初の記録からおよそ3週間でこの変化。 さて脱皮はいつになるのか? 10月頃?と予測したけれど、もう少しはやいかも… 【飼育研究部 森滝丈也】
View Article丸呑み萌え
本日はへんな生きもの研究所の給餌日。 セノテヅルモヅルの餌は生きたアミ(小型のエビに似た甲殻類)や冷凍コペポーダですが、時々大きなオキアミも与えています。 これは前回紹介した独立生活している小型のセノテヅルモヅル(№4) 今日は、珍しくオキアミを食べる様子がうまく撮影できました(通常はモジャモジャの腕に隠れて確認が難しい) どうぞ。 えぇ!それを丸呑み~!?といった感じでしょうか(笑)...
View Article脱皮の予想
今夜は宿直です。 そして、本日のダイオウグソクムシ13号… こ、これは近いですね。 で、大胆にも脱皮の予想を立ててみました。 まず、こちらは前回脱皮した5号の画像です。 最初に体色変化に気付いた1月19日の様子ですが、5号はこの24日後(2月12日の朝)に脱皮しました。 あらためて見返してみて気が付きましたが、この時は第1~4胸節に白い三角形があるように見えますね(矢印)...
View Articleチヂミウスコモンサンゴの成長パターン
鳥羽水族館には生きたサンゴを飼育する大型水槽が2つあります。 1つはニシキエビがいるこの水槽。 飼育するサンゴは塊状、被覆状のタイプが主。 ここではチヂミウスコモンサンゴが積み上げた岩の表面をコーティングするように成長して、いい感じ。 まるで大きなサンゴの塊のようです(ここまで成長するのは年単位の時間がかかります)...
View Article運動会か!?
台風13号も気になりますが、ダイオウグソクムシ13号の脱皮も気になります。 このところ毎日のように、脱皮した夢ばかり見ています。寝ても覚めても…(笑) そんなこんなでいつも以上に水槽を見る機会が増えています。 その中で面白いシーンをいくつか見かけたのでご紹介。 9月2日(金) 8:02 休み明けで出勤すると13号が10日ぶりにシェルターから出てきている。...
View Article今日もグソク日記
前回、ダイオウグソクムシ13号がシェルターに隠れた、とお伝えしました。 その時、第4胸節と第5胸節のつなぎ目が少し浮いてきたように見えました。 ダイオウグソクムシを含むダンゴムシの仲間(等脚類)は、まず体の後半部を脱いだのち、前半部を脱ぐ「二相性脱皮」をおこなうので、その境目がはずれてきたということは…近いのか!? その13号はそのままの格好で、今日までの4日間シェルターの中に隠れたまま。...
View Article新たなロクソソマか?
ダイオウグソクムシ13号の左第5・第6胸脚付近に魅惑のデルタゾーンを確認しました! 全体を写すのは難しくこれがやっとですが… 刺胞動物のヒドロ虫類と、外肛動物のコケムシの仲間、そして内肛動物のロクソソメラの仲間が向かい合っているじゃないですか。 うひょ~付着生物好きの皆さんなら分かってくれるはず、この興奮。...
View Article熊野灘の生物採集に行ってきました
本日は熊野灘漸深帯底引き網採集に行ってまいりました! いつもお世話になっている甚昇丸さんに乗せていただき、早朝3時から夕方まで。 展示生物の採集はもちろんですが、熊野灘にどのような生物が分布しているかも調査します。 今回はその中でも特に面白い(興味深い)ものをいくつか紹介します。 まずは、ニチリンヒトデの歩帯溝にAsteromyzostomum属スイクチムシを発見!紀伊長島沖水深300m...
View Articleクマサカガイの便を見る
昨日採集してきた生物ではありませんが、へんな生きもの研究所でクマサカガイを展示しています。 (クマサカガイは自分の殻の上に貝殻や小石などを付着させる習性を持つ巻き貝です) これまでに摂餌は確認できていませんが、この個体は状態良好。 きっと密かに何かを食べているのでしょう。 …いったい何を? ずっと不思議に思っていましたが、本日初めて排便を確認しました。 殻のスリットから排便するようですね。...
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