コノハガニ擬態中
へんな生きもの研究所でひっそりとコノハガニの♂を展示しています。このカニはもともと海藻に似た姿をしていますが、今朝見ると額角に紅藻の2切れ付けてさらにカモフラ度をアップさせていました。 背中から。 海藻付けなくてもどこにいるかわかりにくいのに… コノハガニは個体によって色彩変異が大きいことが知られていますが、この色からするとこの個体は紅藻類の多い場所で生活していたのかも知れませんね。 【飼育研究部...
View Articleダイオウグソクムシとズボン
カメラを常に持ち歩き、何か面白いものを見つけると写真に収めています。 ブログのネタ探しですね。 昨日の朝も、へんな生きもの研究所でダイオウグソクムシ25号(イケメン)が丸まっていることに気が付き、すぐさま記録写真をカシャッ! ちょっと珍しい恰好ですが…でもこれをどう日記のネタにするかは全くのノープラン。 場合によってはこのままお蔵入りの可能性も…...
View Articleジンゴロウヤドカリのヤドカリノハラヤドリ
先日の飼育日記で紹介した岩穴暮らしのジンゴロウヤドカリですが… 今朝見ると貝殻に移動して死んでいました。 えぇ?何故にあえて引っ越ししてから死ぬ? よくわかりません。 ただ、大事にしていたはずの岩についていたイソギンチャクは無くなっていました。 さては他のヤドカリに奪われたか?...
View Articleたくさんの愛をいただいております
皆さまご無沙汰しております。「いま」です! 6月といえば梅雨。ジメジメとした空気がスタイリングされた髪形を崩し、 雨でぬれた服が肌にまとわりつく。あまり好まれない時期だと思います。 かくいう私も6月の梅雨は苦手な時期なのですが、 飼育係の「いま」にとってはとても大好きな時期です。 なぜか? それは5~6月は鰭脚類の出産ラッシュの時期だからです(^^)/...
View ArticleTSA69号が完成しました!
みなさん、こんにちは 年に2回発行している鳥羽水族館の定期刊行誌【TSA69号】が完成しました~ 定期購読者のみなさん、年間パスポートをお持ちのみなさん、おまたせしました~ 今回の特集は~~ 【セイウチ】ですっ! クウちゃんの出産を今か今かと待っているみんなの気持ちを紙面でお楽しみください^^ ということで…今回の表紙はもちろん セイウチさんで~~す!!...
View Articleタバネサンゴ6年目
コーラルリーフダイビングゾーンの育成水槽で飼育中のタバネサンゴが、生まれてからそろそろ6年になります(2010.7.10孵化) なかなかきれいな個体でサンゴの中で特にお気に入り。 水槽上面から撮影 実は、このタバネサンゴは当館で繁殖したものではなく、和歌山県の串本海中公園センターさんで繁殖した個体を4年ほど前に譲渡していただいたもの。...
View Articleおさかなサミット (アメリカ)
どうも、ニッシーです! 伊勢志摩サミットは無事終了しましたが、 鳥羽水族館ではSEA7おさかなサミットが絶賛開催中です! そこで、アメリカ代表の生きものを紹介します。 !? なにこの生きもの?と初めて見る方はそう思うはず。 うんうん・・・分かりますよその気持ち、私も最初はそうでした。 この子の名前はフタユビアンフューマといって、アメリカ合衆国に生息しています。...
View Article今日もお疲れさまでした。
お祝いしてあげたかった動物に、数年ぶりに餌をあげました。 口からこぼれて床に落ちた魚をそっと口に入れただけですが。 おめでとう! そして、今日も1日がんばった、鳥羽水族館の動物たち、お疲れさま。 また明日もよろしくお願いします。
View Article謎の傷。
最近カワウソ担当の日のたびに なんか飼育場に違和感があるんです。。。 日に日に大きくなっているような気がする。 謎の傷。 って言っても木ですけどw 木の右側。 新しく削られているような傷があります。 あれ~? ちょっと前からあるよなぁ~・・・ とは 思っていたものの。。。 明らかに広がってるし、欠片もポロポロ。。。 今日はマーボーがその欠片で遊んで 朝からハイテンションでした。笑...
View Articleあらたなヒトデからスイクチムシ!
少し久しぶりのブログ更新ですが、内容はいつも通りの通常運転(笑) そう。ヒトデが死ねば中身をチェックするのがルーティン! ヒトデの寄生虫であるシダムシ(甲殻類)やスイクチムシ(多毛類)を探すためです。 またかよ!の声が聞こえてきます(笑) 昨日は前回の沖合底引き網で採集したゴカクヒトデ科のAnthenoides epixanthus(和名なし)の中身をチェックしていました。...
View ArticleAnthenoides epixanthusからヤドリニナ
昨晩は宿直でした。 そして、朝。いつものようにヒトデのチェック。 本日も先日の沖合底引き網で採集したAnthenoides epixanthus(和名なしヒトデ)です。 同じゴカクヒトデ科の他の種類と比較して、このヒトデは体の表面が妙にヌルヌルしているのが特徴ですが、ヌルヌルを確かめるように撫でていて何やら指先のかすかな違和感に気付きました… お、何か異物が埋まってます(矢印)...
View Article暑い→涼しい→暑い。
今日はカワウソ担当の日でした。 いやぁ~ここ数日は本当に暑いです@@; 水族館は館内は涼しいですよ!! 朝から昼は暑い暑いカワウソの担当日 カワウソくんたちの飼育場は。。。 お昼では29.5℃@@; 体感では30は超えてそうです。 朝のごはんが終わると、寝てたり、たまに水に入ったり。 ずーーっとグダーっと寝てることはありませんでした。 元気ですね! 元々東南アジアなどに生息する生きものなので...
View Articleできたーーー!
こんばんは。今日も暑くて汗が全く止まらない、いそぴーです。 さて、今日はミナミアフリカオットセイの「サン」のお話です。 サンちゃんは、Lコーナー水の回廊にある、オットセイ水槽で暮らしています。 実は、今年の4月からサンちゃんの担当になり3ヶ月が経ったこの頃………… 先輩トレーナーたちからは 「サンはごはんより遊びだから!」 「つまんなかったら、帰らないよ!」...
View Articleカゴカマスのウオノエ再び
熊野灘の沖合い底引き網漁は先月で終了…(7月8月は禁漁) ブログネタとしては出すのが少し遅くなってしまったのですが、最後の漁で採集したカゴカマスの口の中にウオノエを見つけていました。 口を開けると… うひょぉぉ!ウオノエ好きの私としては意味なくテンションが上がります。 サーフボードに掴まるように、カゴカマスの舌を抱えています。 かわえぇ!...
View Article謎の黄色い球
以前にもこのブログで紹介しましたが、5月の底引き網で熊野灘の水深300mから見慣れない小さな生物(?)を採集しました。 長径7mmほどの黄色い球体です。 ツノガイの殻に付着していました。 ツノガイの殻の中にはホシムシが隠れていました。 今は、ツノガイの中にいたホシムシは逃げ出したのか死んでしまったようで、ツノガイは空き家。 ですが、謎の黄色い球は相変わらず。...
View Article「ありがたし」
こんばんは。「いま」です。 今回の飼育日記は、書くべきかどうかすごく迷いました。 ですが、応援してくださった皆さまに、そしてなにより、 1頭のセイウチのためにこの日記を書くことを決意しました。 まず始めに、いきものとは全く関係ないのですが、皆さまは「ありがとう」の反対語は知っていますか?...
View Articleヒメセミエビ
今朝の見回りの時に、へんな生きもの研究所でみつけました! 【ヒメセミエビ】の脱皮です! 右側、岩にしっかり捕まっているのが脱皮殻。 やはり何かにつかまっていた方が、踏ん張りが効くのでしょうね^^ ↑↑ 隣にいたこの子が脱皮をしたのでしょうか?? ヒメセミエビは、体長5~6センチほどの小さな体をしています。 さて皆さん、このヒメセミエビをまじまじとみて、何か別のものを想像しませんか?...
View Articleオオベソオウムガイ№82の精包
オウムガイの仲間は交接腕を使って精包(精子が入った袋)を相手に渡しますが、精包が出るのはペニスから。 ペニスは漏斗の奥にあるので、精包はどうやって交接腕までたどり着いているのかよくわかりません。 向かい合って交接するので触手がじゃまして観察できません… 先日、オオベソオウムガイがオス同士で交接行動していました。 今はオス2匹しか飼育していないので、これは仕方がないのですが…...
View Articleオオイカリナマコが入館しました
本日、オオイカリナマコをサンゴ水槽に搬入しました。 ずいぶんと久しぶり。 オオイカリナマコは伸びると全長3m以上になる細長いナマコの仲間。 意外と人気があって、お客様からの問い合わせも時々あります。 ところで。 オオイカリナマコは決して「大怒り」ではなく、体壁の骨片の形が錨(イカリ)の形をしているのでこんな名前なのです(イカリナマコ科)...
View Articleヨコヤホンヤドカリに宿借り?
現在、へんな生きもの研究所で展示中のヨコヤホンヤドカリ。熊野灘の水深300mで採集したものです。 紫の眼柄がなかなか美しいヤドカリですが、飼育していると少し乱暴な性格がチラホラ見えてきたりしてなかなか興味深い。 で、本日も観察していると… 貝殻の中に何かがいることに気が付きました(矢印) ウロコムシの仲間?...
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