ダイオウグソクムシ№5
既に各方面でお伝えしていますが、ダイオウグソクムシ№5が死亡しました(2012年7月26日-2016年4月1日 飼育日数1346日) 朝、出勤途中になじみの商店の方から、テレビでやってたけど、死んでしまったのね…と声をかけられました。 こうやってあらためて皆さんに伝えることはやはり辛いですね。 それでも最後までしっかり伝えるのが私たちの勤めだと考えます。...
View Articleイヌネコ総選挙(イヌ)Final
どーも! おーきたです! さて、明日一杯でいよいよ春のイベント(イヌネコ総選挙)が終わりでございます。 途中経過をみて頂いている方はわかってらっしゃると思いますが、スナドリネコ殿が圧倒的差をつけて一位です。 うん、わかってましたよ。初めからこうなることを予想しておりました。...
View Article久しぶりにダイオウグソクムシが餌を食べています
毎週月曜日と金曜日はへんな生きもの研究所の給餌日。 今日もそれぞれに餌を与えてきました。 2月18日の爆食い№26を最後にしばらく摂餌していなかったダイオウグソクムシ達でしたが、今回は久しぶりに№25(イケメン)が好反応! 活発にマアジを食べました! ちなみに、昨年秋から爆食い状態だった№26は、今はお腹パンパンのままシェルターにこもりっぱなし。...
View Articleカクレクマノミの名前募集!
どーも! おーきたです! 総選挙の結果、スナドリネコが一位となりました。パチパチ 約2週間春のイベントを催しておりましたが、鳥羽水族館では年中イベントを催しております。 この機会に来られた方もそうでない方も、また鳥羽水族館に来た際には新しいイベントをやっておりますので、是非楽しんでいってください。...
View Articleついに、、、
ついに、、、春イベントのイヌ・ネコ展が終了しましたね、、 今回見事1位の座に輝いたのは、「スナドリネコ」です!!!! おめでとーーー! やっぱりかー、、、笑 スナドリネコの担当者としては嬉しいものですが、、、私の中ではぜひともトランスルーセントグラスキャットフィッシュに1位になって欲しかったというのが本音です 笑...
View Articleバッカルコーン!
久々に「バッカルコーン」を見ました! なになに?バッカルコーンって?トウモロコシ? ちゃうちゃう…水族館での話ですよ^^ 水族館で「バッカルコーン」といえば… ↑↑ クリオネさんですね。 そのクリオネさん、水槽の中の1匹だけが… ワオ! バッカルコーンは、クリオネの口のあたる部分の周りにある6本の触手のことを指します。 普段は体の中にしまっていて、見えません。...
View Articleカクレクマノミ命名
どーも! おーきたです! 数多くの候補から・・・・とは言えませんが、いつも飼育日記を読んで頂いて 今回は名前を考えて頂きありがとうございます! 都合上コメントに返信はできないのですが、やはり自分が書いた日記ですから皆様の反応が気になるので毎回チェックしてますよ!...
View Article沖合底引き網漁船に乗って生物採集してきました
昨日は毎月恒例の熊野灘沖合底引き網生物採集に行ってきました。 紀伊長島から尾鷲市の沖合、水深150-360mを朝4時から夕方7時頃まで。 最近は全く酔わないので、船の上で食べる漁師飯が楽しみです。 珍しい生きものも採れましたよ! さっそくへんな生きもの研究所に展示したのでいくつかご紹介~ ①イイジマオキヤドカリが背負うキンカライソギンチャク。初めて採集しました。...
View Articleトゲクモヒトデツマミガイ?
昨日紹介したトゲクモヒトデに寄生したヤドリニナ(矢印) 調べてみると、クモヒトデの仲間に寄生するヤドリニナは何種かいるようで、この画像を見る限りではトゲクモヒトデツマミガイ Stilapex lactarius に似ているような… もちろん取り外して貝殻の形態を形態をきちんと調べてみないとはっきりしませんが。 生きているうちは生態観察・展示に徹します。...
View Articleトゲクモヒトデのスイクチムシ
まさかのトゲクモヒトデOphipthrix sp. 3連投です(笑) 前回、沖合底引き網で採集したトゲクモヒトデにヤドリニナが寄生していたとお伝えしましたが、よく見ると、それ以外にも何やらオレンジ色の生物(?)がいるような…(矢印) 扁形動物か?いや、まさか…スイクチムシ?あぁそんな気がしてきました。興奮! スイクチムシ…それは主にウミシダに外部寄生するパラサイト。...
View Article熊野灘漸深帯のクモヒトデ
カワイイ動物ネタが書き込まれないようなので本日もクモヒトデ。 推していきますよ~ 先日の沖合底引き網で採集したクモヒトデ3種(他にも興味深い生きものを採集したのですが、クモヒトデで足止め食らっていますね) まずは前回連続で紹介したヤドリニナ、スイクチムシが寄生トゲクモヒトデの一種(この画像は別個体) こうやって拡大してみると盤の黄色と腕の赤の対比がなかなか美しく、魅力的ですね。...
View Article水槽を作ってみよう その④ ~GWイベント~
更新がしばらく途絶えてしまいましたが、 円柱水槽は組み立てが完成しました。 が、 部品の関係でどうしても直らない水漏れが。。。 少し強引な技を使いましたが、 なんとか補正完了。 テストフィッシュもええ感じに泳いでいます。 さて、水槽がぼちぼちできたところで、 こんなところへ行ってきました。 GWイベント、意外と内容盛りだくさんです。 さあ、ここからは水槽レイアウトです。
View Articleきたよきたよー!!
はい、皆さんお久しぶりです、ともちゃんです。 かなり久々な飼育日記で申し訳ありません。 と、ネガティブな謝罪から始まりましたが 今日はHotなニュースです!!! もう皆さんはご存知かと思いますが 4月の2日に鳥羽水族館に 新しい仲間が加わりました!! はるばる北海道からやってきた 茶色い恋人!笑 セイウチの女の子「ツララ」ちゃんです!...
View Articleモミジガイ属ヒトデからシダムシがっ!
先日の熊野灘沖合底引きで採集したモミジガイ属のヒトデ(Astropecten sp.) 今朝、死亡を確認したので水槽から取り上げたのですが、 ふと崩れて穴の開いた部分(矢印)に視線が釘付けに… 穴から少しだけ赤いモノがこんにちは!しています。 …はっ!これってまさか。 解剖を進めて予感は確信に。やはりシダムシです。 思わず素っ頓狂な声を挙げましたよ(笑)...
View Articleシダムシのノープリウス幼生
昨日のAstropecten sp.のシダムシですが、よく見ると幼生の一部がヒトデの体腔内に放出されていたようです(矢印) シダのような姿をしたのはメスで、外套の中に卵がぎっしり。 外套の中には矮小化したオスがいて、卵の受精は外套の中で行われるそうです(生態については不明な点が多いようですが)...
View Article今度は深海ナマコから寄生貝が見つかりました
先日書き込んだ、ハナゴウナ科の寄生貝が付着したトゲクモヒトデの仲間は弱ってきたので標本に固定しました。 これから貝の種類を調べていきます。 生時に3匹は確認していたのですが、よくよく見るとクモヒトデの生殖裂口にも小さな個体がいます(矢印) この貝の生態を知る上で興味深い… 拡大すると、この貝はかなりスケルトンで…これも面白そう。...
View Article貝殻を作るイソギンチャク
イソギンチャクの中にはヤドカリが背負う貝殻に乗って生活する種類がいます。 生物の共生関係として広く知られていますが、ヤドカリは成長に伴って貝殻を引っ越すときにこのイソギンチャクも新しい貝殻に移し替えます。 そんな共生関係がさらに強くなった例として、ヤドカリが住む殻まで作ってしまうキンカライソギンチャクが知られています。...
View Article【速報!】ヨッシー第二世誕生!?
【速報!】みんなのアイドル「ヨッシー」に、待望の第二世が誕生します! 速報といいながらも、卵が産まれたのは実を言うと3月上旬なのです・・・申し訳ございません(泣)孵化予定日は5月上旬を予定しております!すくすく成長中の卵は現在「奇跡の森」にて展示中です!...
View Articleもうすぐ1年
少し気が早いですが(笑)来週の25日はオウムガイP162の孵化1周年(誕生日) 鳥羽水族館では通算162個体の孵化に成功していますが、幼若個体の長期生存はまだまだ難しく、これまでに1年以上生存したのはわずか9個体のみ(全体の5%ほどですね) ようやくP162がこれらの仲間入りを果たして「Over1year」の殿堂入りとなるのです。...
View Articleウデナガゴカクヒトデからもう1種スイクチムシ発見か!?
ヒトデが死ねば中身をチェックするのがルーティン。 ヒトデの寄生虫であるシダムシやスイクチムシを探すためですが、今朝も沖合底引き網で採集したウデナガゴカクヒトデの中身をチェックしました。 何度かブログで紹介していますが、このヒトデにはシダムシもスイクチムシ(共に未記載種)も見つかっています。ところが寄生率はかなり低くて、今日まででヒトデ143匹のうちシダムシがいたのは1例、スイクチムシは8例のみ。...
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