食べてすぐに横になる
今年は丑年(うし年) 水族館の海牛類・アフリカマナティー「かなた」がアフリカのギニアビサウからやってきたのは1996年。もう25年も前です。 月日が流れるのは本当に早いですね… そんなかなたは、時々ひっくり返って水槽の底で休んでいることがあるのですが… 昨日は何と餌のロメインレタスをくわえたままひっくり返っていました。 「食べてすぐに横になると牛になる」と言われたものですが…...
View Article苺矢毒蛙。
みなさんこんにちは。 まだまだ毎日寒いですが、奇跡の森は気温が27、8度といつもポカポカです。 今日はそんな常夏エリアで暮らす生きものの紹介です。 イチゴヤドクガエルという体長2-3㎝ほどの小さくて可愛らしいカエルなのですが… 「イチゴ・ヤドクガエル」? それとも「イチゴヤ・ドクガエル」?? どちらだと思いますか?...
View Articleヤマトトックリウミグモの鋏肢と触肢
ウミグモの頭部には4対の付属肢があります。 ➀餌などをはさむための鋏脚 ➁触角の役割をする触肢 ➂卵を保護したり体のグルーミングに使う担卵肢 ④歩くための第1脚。…いや、どうして歩脚が頭から生えるのか(笑) その1番目の付属肢である鋏脚は、ヤマトトックリウミグモの成体では動かすことができず、役には立っていないと考えられています。...
View Article君たちの未来は明るい、保証する。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 ホームページでもお知らせしたとおり、1月16日に大分の水族館「うみたまご」から、セイウチの泉ちゃんがブリーディングローンで来館しました。2019年の初来館に続き、今回で2回目の来館となります! 相変わらずの「美キバ」の持ち主です! 到着して少し疲れている表情を見せながらも、同居しているツララと物珍しそうに接していました。...
View Articleゴナ
昨日は水族館から1時間ほど南下した漁師町に生物収集に出かけました。 定期的におこなっている生物収集ですが、ここではイセエビの刺網やタコ漁のカゴなどで採れた魚やカニやウニやらを漁師さんからいただきます。 今はイセエビ漁のシーズンですが、1月に入ってから風の強い日が続いているらしく、あいにくこの日はイセエビ漁はお休みでした。 漁師さんが取り置いてくれていた魚などをいただきました。...
View Article休み方いろいろ
みなさんこんにちは! 私はこの飼育日記に、奇跡の森の生きものについて紹介することが多いのですが、今回はCコーナー古代の海にいるこちらの淡水魚に注目してみました! 奥にいる茶色と黒の模様が特徴的な方がポリプテルス・エンドリケリー、手前の薄緑色の方がポリプテルス・ビキール・ビキールです。この子たちの仲間の化石が、なんと1億4千万年前の地層から発見されていて、生きた化石と呼ばれる生きもののひとつです!...
View Articleセイウチについての疑問、ありませんか?
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 先日、飼育日記で「セイウチ検定」の話題を出したのですが、その日記に「セイウチの耳は開いたり閉じたりするんですか?」というお問い合わせをいただきました。 セイウチの耳は、アシカの様に耳介(じかい:耳たぶのようなもの)は無く、小さな穴が開いているだけです。↓ 写真の様に、目の少し後ろのところにあいている小さな穴、これがセイウチたちの耳。...
View Articleオオベソオウムガイの触手
よくクイズの問題にするのですが 『タコは8本、イカは10本。それではオウムガイの腕は何本?』 この答、皆さんご存知でしょうか? 答えは「オスが66本、メスが90本(個体差あり)」です。...
View Articleサメハダヤドカリとソメンヤドカリ
先日、漁師さんから見慣れない「サメハダヤドカリ」をいただきました。 少し気になったので、水族館の10周年記念誌から60周年記念誌まで引っ張りだして、これまでの飼育動物をざっと調べてみましたが、当館のサメハダヤドカリの搬入記録は見当たりませんでした。 もしかしたらサメハダヤドカリの入館は今回が初めてかも知れません(珍しい種類ではないはずですが)。...
View Articleテンちゃん、7ヶ月。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 昨日、1月20日でテンちゃんが生後7か月を越えました! ここ最近は、グッと寒くなったり暖かい日があったりの影響か、少し体調がすぐれない日もありましたが、現在は体調も戻りつつあります。 体重は120kgを越えて、見た目も大きくなりました。 テンちゃんにとっては寒いことを含め、何もかもが初体験です。...
View Articleゆる~く頑張ってます
こんにちは、いそぴーです。 昨年の夏に出産したオタリアの『あられ』と『がっちゃん』の子ども達は先日2頭共、無事に離乳しました(^^) 2頭の子どもオタリアは初期のトレーニングに励んでいる一方で、お母さんオタリアの『あられ』と『がっちゃん』もショーのトレーニングを再開しています。 左:がっちゃん右:あられ...
View Articleようやくレアキャラとご対面!
やっとアサヒガニに遭遇できました! 一年越しです! アサヒガニは、普段砂の中に隠れて生活していて、実は職員でもなかなか遭遇できないほどの隠れっぷり。 2019年に入館して以来、あまりに誰も見かけていなかったので、本当にいるかどうか半信半疑だったのですが、昨年の11月にろっきーさんが見つけて元気にしていることを確認したところでした。...
View Articleキンチャクガニのイソギンチャクが!
キンチャクガニはハサミ脚にイソギンチャクを挟む習性が有名です。このイソギンチャクは食事の時も離すことはなく、餌はハサミではなく脚を使って食べます。イソギンチャクは防御のための武器に利用すると考えられています。 さて、へんな生きもの研究所にいる2匹のキンチャクガニも入館以来ずっとそれぞれ自分のイソギンチャクを持っていました。 ところが、休み明けの今朝、水槽を見て驚きました!...
View Articleあっという間に
今年もフンボルトペンギンの雛が誕生しました。 しかも3羽!皆順調に育っています。 健康状態の確認の為に体重を測っているのですが、その度に成長に驚かされます。 生まれたばかりの小さい小さい雛が 10日程でこのサイズに。もう最初に計っていたボウルには入りません! 今回が初めての子育てペアもいるので、体重が増えていると無事に餌をあげられてる!良かった~!!と安心するのですが、...
View Articleクラゲの幼生を持ったキンチャクガニの行動
先日書き込んだように、キンチャクガニはハサミ脚にイソギンチャクを持ち、敵への威嚇・防御に使います。 通常、両方のハサミ脚でイソギンチャクを持つので、こんな感じに両方を振り上げる防御態勢をとります。 ところが、何らかの理由で手持ちのイソギンチャクが一つだけになったら、興味深いことに、キンチャクガニはイソギンチャクを持った側のハサミ脚しか振り上げなくなります。...
View Articleセイウチ検定4級。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 毎度おなじみ()、「セイウチ検定」のお時間です!←まだ2回目 本日は「セイウチ検定4級」です。と、その前に… 前回の5級の飼育日記にSNSでたくさんリアクションをいただいたのですが、ルールを理解していない方が多かったのでもう一度説明します! 〖ルール〗 ・写真の「ある部分」を手掛かりに、どの個体かを当てて下さい。 ・体の一部を当てるのではありませんm(__)m...
View Articleバルトの“大好き”トレーニング その①
こんにちは!しんどぅです! 今回は海獣の王国で生活しているハイイロアザラシ、バルトくんと練習中の種目を紹介します。 (トレーニング中、やる気いっぱいでこちらに集中しているバルト) バルトと一緒に練習しているのは、“大好き”と呼んでいる種目です。ここで言う“大好き”とは左右の前肢を吻や胸の前で組む動きのこと。 お願いポーズなんて言われたりもするので、あくまでも私たちがそう呼んでいるだけです(笑)...
View Articleイボベッコウタマガイ
久しぶりにイボベッコウタマガイが入館しました。 前回の入館は2012年11月だったので、およそ8年ぶりです。 ウミウシに似ていますが、厳密にはウミウシの仲間ではなく巻き貝の一種になります。(貝殻は体の中に隠れて外から見ることができないので、見た目はウミウシそっくり) 本種は特に珍しくはない「普通種」で、ダイビングすると結構見かけるようですね。でも、水族館に持ち込まれることは少ないようですね。...
View Article定位置?
突然ですが、「マルちゃん」という子を覚えていますか? 日曜日の夜6時からやってる、あの、“まるちゃん”ではありませんよ。 インドコキンメフクロウの「マルちゃん」です。 ちなみにインドコキンメフクロウはもう1羽いて、名前は「コロちゃん」といいます。 普段はバックヤードで飼育しているのですが、この、ちびフクロウたちには定位置があります。...
View Articleよく晴れた、いい日でした。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 昨日はとてもよく晴れて暖かく過ごしやすい1日でした。 スロープ下からポウちゃんを撮ってみました! パラパラ漫画感覚でお楽しみください↓ 現在、うみたまごからブリーディングローンで来館しているセイウチの泉ちゃん。 泉ちゃんの輸送時に使用しているケージがあるので、昨年同様、ポウちゃんのケージトレーニングもしています。 すんなり入ってくれました。笑...
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