先月27日に入館したタコブネですが…![]()
残念ながら今朝、死亡を確認しました。
これまでの経験から当初より1週間程度しか生存しないだろうと予想していたので、今回はまぁ想定内ですね。![]()
タコブネ軟体部を取り出してみました。
タコブネの第一腕はダンボの耳のような膜状になっていて、ここから分泌するカルシウム成分で殻を形成します。
こうやって見るとタコの仲間だということがよく分かりますね。 ![]()
殻を作るのは雌だけで、この中に卵を産みます。
この個体にも卵塊がありました!![]()
卵は一応、発生が進んでいましたが、世話をする親が死んでしまったので孵化するのは難しいかなぁ(黒い箇所が目)
卵径1.1×0.7mm![]()
胚の様子を観察する為、卵殻から取り出してみました。短い触手に吸盤が出来ています。![]()
卵黄はまだまだ大きいですね。
【飼育研究部 森滝丈也】