11月11日~17日は、税を考える週間。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 さて、本日「11月11日」と言えば? 一番認知度が高いのは「ポッキーの日」でしょうか? はたまた水族館界隈で賑わうのは「チンアナゴの日」ですかね? ですが鳥羽水族館での11月11日は、毎年恒例の税のPRの日です!...
View Articleチーム昔ばなし
夏に鳥羽の漁師さんから頂いた小型サイズのカエルアンコウが、先日へんな生きもの研究所にデビューしました。今回の個体は比較的きれいですが、左の胸ビレの付け根に「いつものコブ」が一つ… 実は、このコブの正体は「コブトリジイサン」という寄生性カイアシ類の一種(甲殻類)。コブトリジイサンのメスはドングリの様な姿をしていて、カエルアンコウの皮膚の下に寄生する習性があります。...
View Article泳いでるor寝ている
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 ともちゃんが鳥羽水族館に入社して早7年。 ここ5年ほど、365日ずっとではありませんが、意識して続けていることがあります。 それは、セイウチの朝の状態を「できるだけ同じ時刻に確認すること」です。 飼育員は毎朝出勤すると、自分の担当動物の状態を確認します。 鳥羽水族館のセイウチも例外ではなく、日誌には「朝の状態」を記入する欄があります。...
View Article光差す瞬間
今回はいつも以上に共感が得られにくいネタかもしれません(笑) 私は南のリゾート地で朝日を浴びながら食事をする空気感が好きですが、当館のエントランスホールにあるサンゴ水槽にもそんな雰囲気を少し感じられる瞬間が訪れます。 それも今の季節限定で、朝の7:00頃の数分間だけ。...
View Article吾輩はアシカである。名前はまだない。
こんにちは!しんどぅです! 今日は今年の6月28日に生まれたカリフォルニアアシカの子供(父:シノ、母:みかん)を紹介します!(以下「みかん仔(仮)」と呼びます。) ※7月17日撮影 今まであまり情報公開されていなかったみかん仔(仮)なので、今回は生後4ヶ月ちょっと経った今の彼のブームを教えちゃいます! てってれーん。【氷で遊ぶ】です。笑 ※11月1日撮影...
View Articleセイウチのヒゲの感度。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 セイウチの調べ物をしていたら、興味深い論文がありました。 「セイウチのヒゲの感度」を調べてみた研究があるそうで、要はヒゲの密集している吻先のどの部分をよく使っているのか?という研究でした。 セイウチは自然界での採餌(餌を見つけること)の際や、物体に触れて形状や大きさを確認する目的でヒゲを多用しています。...
View Article沖合底曳き網採集に行ってきました
昨日は5ヶ月ぶり、今シーズン最初の熊野灘沖合底曳き網採集に行ってきました。 いつもお世話になっている紀伊長島の甚昇丸は今年の夏に新造船になったので、もう乗船自体がワクワクしますね。早朝2:00出港で19:00帰港。今回は志摩沖水深200-320mでの曳網でした。 採集終えて、水族館戻ってから生物搬入。採集から搬入まで全部私1人の作業ですが、もう疲労感すら心地良い(笑)...
View Articleヤドカリ共生ヨコエビ Isaea属の一種を展示しました
昨日投稿した「ヨコヤホンヤドカリに共生する〇〇〇」の画像があまりにもわかりにくいので、あらためて紹介します。 ちなみに、この画像で矢印が示すヤドカリの左ハサミ脚にソイツはいます(これはワカラン…) ソイツの正体はこれ。イシクヨコエビ科 Isaea属の一種です。 本種は熊野灘の水深200mあたりで採集されるヨコヤホンヤドカリに共生しています。...
View Articleキミの体の何%?僕の気持ちは100%!
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 3年ほど前からポウちゃんの体重管理を任されるようになりました。 体重管理は動物たちの生命に直接関わってくる大事な項目ですので、色んな本や論文を読んだり、自分なりに情報収集をして反映させています。 海外の論文で「セイウチは体重の3~6%のエサを必要とする」と書かれているモノが複数見つかります。...
View Articleクボエビ展示しました
先日の日曜日に出かけた沖合底曳き網採集で、個人的におぉ!と思ったのがこちらの「クボエビ」 深海に生息するイセエビの仲間です。この個体は水深200mで採集しました。 クボエビはイセエビ仲間としては小型種で、この個体で10cmほど。 ゴツゴツした姿は私の好みですが、なんと言っても特徴的なのはその長~い触角。一周回って、自分のお尻にあたりそう(笑)...
View Article”もみじ”の季節
みなさんこんにちは! あやねんです! 秋も深まり、“もみじ”が綺麗な季節になりましたね〜 美しい景色を見ると、気持ちが安らぎますよね〜 実は、鳥羽水族館でも、“もみじ”見ることができるんですよ〜? それはこちら!パンパカパーン! ゴマフアザラシの“もみじ”ちゃんです!!!笑 びっくりしましたか?笑...
View Article岸壁通信~11月~
秋もすっかり深まりましたね。お元気ですか? 鳥羽水族館前の海も水温が20℃を切るようになりました。 朝、岸壁で生物を観察しています。スカウトできるクラゲがいればゲットもしています。 10月11月の鳥羽水族館前の海では、一年のうちでもクラゲの姿が見かけなくなる季節です。 たぶんなんですが、今の季節は春~夏に見かけるクラゲたちと冬~春にかけて登場するクラゲたちの端境期ではないかと勝手に推測しています。...
View Articleあおばの成長記録
皆さんこんにちは、やはたです。 今回は、今年生まれたオスのミナミアフリカオットセイ「あおば」の近況報告です。 5月17日に生まれたあおばは、先日生後6ヶ月を迎えました。 生まれた時5.3kgだった体重は、本日の測定では21.2kgでした。 生まれた時の写真と並べてみると体もしっかりして顔つきもずいぶん凜々しくなったように感じます。 ↑5/30撮影 ↑11/14撮影...
View Articleヨコヤホンヤドカリに広がるヨコエビの世界
先日も書き込んだ、熊野灘の水深200mあたりに生息するヨコヤホンヤドカリに共生するイシクヨコエビ科Isaea属の一種。 ヨコヤホンヤドカリから見つかることはわかっていますが、ひとまずそれ以外の生態は不明。飼育しつつ、生態が少しでも解明できれば、と考えています さて、金曜日はへんな生きもの研究所の給餌日でした。 ヨコヤホンヤドカリもムキアサリを食べていますね…って、おい!...
View Articleいい夫婦の日。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 本日11月22日は「いい夫婦の日」です。 鳥羽水族館の「いい夫婦」といえば、セイウチのポウちゃんとクウちゃんペア。 ポウちゃんはセイウチですから一夫多妻制が適用されますので(セイウチはハーレムを形成します)、ツララとも「いい夫婦」なのです! これは去年の写真です。(奥がポウちゃん、手前がツララ)...
View Article夕暮れのペンギン
眠そうなのはオスのフンボルトペンギンのふうたです(1枚目の写真)。11月中旬の夕方5時前です。2回目のエサも終わり、ペンギン達はくつろぎ始めます。 朝10時頃と午後3時頃がエサですが、エサは真剣勝負の時間です。とにかくお腹がすいているようで、早くもらえるようにつつき合ったり、エサをもらいやすい高さ50cm以上の岩場を取り合って押し合ったりします。...
View Article小ネタ放出
今回は飼育日記で1話に広げられなかった小ネタ3題を放出します(笑) ①コロナ禍がもたらした意識の変化!? 古くから「人魚の財布」の別名が有名だったナヌカザメの卵ですが、最近は「これってマスクみたい。マスク、マスク!」の声をよく耳にします(終わり) ②なぜかウィンク。...
View Article冬が始まるよ。
皆さんこんにちは、ともちゃんです。 現在、セイウチ水槽の1つが塗装工事をしています。 大きい水槽にはポウちゃんとツララ、その横のプールにはクウちゃんが引越し中です。 セイウチの写真を撮る時はトレーニング中に撮ることがほとんどですが、クウちゃんはこの「何とも言えない表情」。 カメラを構えると撮られることがわかるのか?スッと止まって、真剣な表情でレンズを見つめます。...
View Articleイソコンペイトウガニを展示しました
へんな生きもの研究所に甲幅わずか1㎝ほどの小さなカニ、イソコンペイトウガニを展示しました。当館で展示するのは6年ぶり。アパート水槽20号室でゾウリエビと同居です。 イソコンペイトウガニはトゲトサカの中に隠れる習性があるので、トゲトサカと一緒に水槽に入れましたが、隠遁スキルが高すぎて、どこにいるか探し出すのがかなり難しい…...
View Articleキンチャクガニの興味深い行動
カニの話題が続きます。 へんな生きもの研究所で飼育しているペアのキンチャクガニ(キン太郎とチャク美)ですが、時々、興味深い行動が観察されます。 お互いに歩脚を伸ばして“握手”して、時折ピンピンと振るわせる…何か信号を送るような行動です。 画像右側がオスで、どうもオス側からアプローチしている様子。...
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